シングルステッチとチェーンステッチの裾上げの違いと特徴

ジーンズの裾上げをするときに使用する「シングルステッチ」と「チェーンステッチ」の違いとそれぞれの特徴についてまとめました。

シングルステッチ

シングルステッチ

チェーンステッチ

チェーンステッチ

シングルステッチの特徴

シングルステッチとは、家庭用のミシンでも簡単にできる一般的な縫い方で、裏と表が同じような縫い目になります。
上糸と下糸の2本の糸を使用しているので丈夫でほつれにくいことが特徴です。
一般的なお店で裾上げをするとシングルステッチになることが多いです。
どのミシンでもできる為、値段も比較的リーズナブルになります。

チェーンステッチの特徴

チェーンステッチとは、専用のミシンを使用する縫い方で、表はシングルステッチと同じ見た目ですが、裏が鎖のような縫い目になります。
シングルステッチと違い1本の糸で縫うため、1か所のほつれが全体のほつれにつながる可能性が高いです。
専用のミシンを使うため、ジーンズの専門店などでの取り扱いとなり、シングルステッチと比べ値段も多少高価になります。

デメリットが多いように見えますが、チェーンステッチの最大の特徴は「アタリ」が生まれることです。
「アタリ」とはジーンズが擦れて色が白っぽくなっている個所を指します。
鎖のような縫い目に伸縮性が生まれる為、縫い終わった生地に小さな凹凸ができます。
ジーンズを穿き、洗いこむことでこの凹凸に「アタリ」ができ、より深みのあるジーンズに変化していきます。
シングルステッチにも多少アタリは出ますが、チェーンステッチのほうがきれいにアタリが出る為、ジーンズにこだわりを持っている人にはチェーンステッチでの裾上げをお勧めします。

シングルステッチとチェーンステッチの特徴のまとめ

シングルステッチ チェーンステッチ
値段 安い 高い
ほつれやすさ ほつれにくい ほつれやすい
伸縮性 なし あり
取り扱い店舗 多い 少ない
アタリ 出にくい きれいに出る

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