編み物の編み方を調べる

編み物の編み方にはたくさんの種類があります。編み物初心者の方にもわかりやすいように、よく使うかぎ針と棒針を使用した編み方を10つピックアップしました。

かぎ編みと棒編みの違いについて

道具の違い

かぎ編みと棒編みでは使用する道具が違います。かぎ編みはかぎ針と呼ばれる先端が丸みをおびていて折り返している棒を使用します。太さの単位を号数と呼び、いろいろな太さのものがあります。両端に違う号数の針がついている両かぎ針が便利でおすすめです。
棒編みでは、2本の棒針を使用します。そのほかほつれ止めやゴムキャップが必要となります。輪っか形状に編む場合は、輪針といった2本の棒針がチューブでつながっているものを使用すると編みやすいです。

かぎ編みと棒編みで作った作品の違い

かぎ編みで作るものは、コースターなどの小物類やあみぐるみとよばれるぬいぐるみを作成する際に使用します。大きいものを作ると時間がかかり、編地が重たくなります。
棒編みで作るものは、マフラーやひざ掛け、セーターなど大きなものを編むときに使用します。防寒性にすぐれています。

かぎ針を使用した編み方の一覧

細編み

主に編みぐるみやバッグ・ポーチ、アクリルたわしなど多くの作品を作るときに使用します。

細編みの表面の画像

細編みの表面

長編み

細編みよりもひと目が大きい編み方で、バッグや帽子などのファッションアイテムによく使います。

長編みの表面の画像

長編みの表面

引き抜き編み

円を編むときによく使われる引き抜き編みは、編みぐるみやコースター作りの必須の編み方です。

引き抜き編みの表面の画像

引き抜き編みの表面

2目一度

かぎ針での目減らしをするために使う2目一度の中でも、最も簡単な細編みで作る細編み2目一度をご紹介します。

2目一度の表面の画像

2目一度の表面

細編み2目いれる

かぎ針を使った編みの目を増やす方法の「2目編みいれる」。細編みではなく長編みで5目入れると、模様編みの松編みになります。

細編み2目いれるの表面の画像

細編み2目いれるの表面

棒針を使用した編み方の一覧

ゴム編み

表目編みと裏目編みを縦に交互に編みこむ編み方です。編み目が縦に絞られて、その名の通りゴムのように伸び縮みするので、セーターや帽子の裾口で多用されます。

ゴム編みの表面の画像

ゴム編みの表面

ガーター編み

片側を表目編み、または裏目編みだけで編んだ編み方です。上が表面で下が裏面、表側が裏編みで編まれているものは裏メリヤス編み、または裏天竺編みと呼ばれて模様なしのセーターによく使われます。

ガーター編みの表面の画像

ガーター編みの表面

メリヤス編み

片側を表目編み、または裏目編みだけで編んだ編み方です。上が表面で下が裏面、表側が裏編みで編まれているものは裏メリヤス編み、または裏天竺編みと呼ばれて模様なしのセーターによく使われます。

メリヤス編みの表面の画像

メリヤス編みの表面

鹿の子編み

表目編みと裏目編みを交互に編んで出来る、デコボコの編み模様が特徴的な鹿の子編みは布の織り方にもあり、モスステッチの名前でポロシャツの生地として有名です。手触りと見た目から、編み物ではバッグや帽子によく使われます。

鹿の子編みの表面の画像

鹿の子編みの表面

右上2目交差

ラン編み・アラン模様の名前で知られる縄編み模様の中でも、一番簡単な右上2目交差は小物から服にまで数多くのアイテムに使われています。交差した模様で上に来る側が右、曲がっている目の数が2目のために右上2目交差という名前です。

右上2目交差の表面の画像

右上2目交差の表面

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